(投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

客員編集者-18Feb2019

  • 松嶋範男
  • 2019/02/18 (Mon) 22:11:02
専門雑誌CPPS とPPLがある。前者は総説のみ掲載されるのでImpact Factorが高い。これまで3つの総説(今回の総説を加えて)と一つの原著論文を投稿している。 CPPSとPPLのDirectorから、特集号のGuest Editor (客員編集者)にならないかとのお誘いがあった。

それにはテーマを設定し、それに沿った総説や原著論文が6報以上あつまるようにしなければならない。Guest EditorのOpen Journalのための投稿料は無料にし、何がしかの謝金をだすとのことである。さてどうするか。テーマは何にしたらよいか。Key Wordはタンデムリピートであるが、何に絞ってテーマを決めるかである。論文の数を満たすためにはGuest Editorも総説または原著論文に寄与しなければならない。過去の特集号においては東北大の研究者がGuest Editorとなって特集号を出版している。論文の著者名をチエックするとグループ内で論文の数を満たしているようである。当方は戦力不足でこれが通用しない。投稿し易いしように魅力あるテーマにしなければならない。また、総説の依頼者をある程度考えておく必要がありそうである。Guest Editorになるにしても、戦略は必要である。これからの計画を含めてゆっくり考えてみよう。

さらに、Keynote Speakerの招待が他の2つの国際からとどいている。3月上旬にPPLの総説が公開される。反響はどうなるであろうか。期待外れか。いずれにせよ、この年齢でゾクゾクする気分に浸れることは幸せである。今日は1日中閉じこもり、新しい研究の原稿を書き進めた。かなり頭の中がスッキリしてきた。

タンデム自転車とジャンクDNA-12Feb2019

  • 松嶋範男
  • 2019/02/13 (Wed) 00:38:45
タンデム(tandem)とは、座席が前後(縦に)二つ(以上)並んだという意味です。タンデム自転車とは縦並びに2人以上の人がのれる自転車です。蛋白質のアミノ酸配列には、例えばプロリンとグルタミンの配列PQが連続して繰り返す反復配列(タンデムリピート)が見出されている。ロイシンリッチリピートもその一つである。私のライフワークであるタンデムリピートである。

人の遺伝子の総体ゲノムはA,T,G,Cの4文字が約3億個つながってできている。その中で人が生きる上で必須な蛋白質の遺伝子はわずか2%だけが使われているに過ぎない。残りの98%は何に使われているのだろうか。ジャンクはがらくたや廃棄物など役に立たないものを意味している。しかしながら、ジャンクDNAは蛋白質遺伝子の発現調節などに寄与していることが明らかにされてきている。ジャンクDNAにはCTGなどの配列が連続して繰り返す反復配列(タンデムリピート)が20%以上含まれていることが知られている。

ネッサ・キャリー著の“ジャンクDNA-ヒトゲノムの98%はガラクタなのか?を購入してしまった。現在は半分ほど読み進めた。ジャンクDNAであるCTGの反復回数が必要以上に増大してしまうと病気が発症してしまうのだ。ジャンクDNAはただものではない。蛋白質とDNAの”タンデムリピートの世界“を紹介するおもしろい読み物を出すのが夢である。この10年以内に。ホラです。

新たな研究―08Feb2019

  • 松嶋範男
  • 2019/02/08 (Fri) 20:11:14
今日ついにFinal Proofs(最終原稿)がPPLから届いた。当方のミスで校正が4回になった。そのため、26巻の1号ではなく2号に記載されることになってしまった。しかしながら編集者は、 “Thank you for your kind cooperation. Looking forward to more successful collaborations.”という、優しいコメント。お世辞でもうれしいものである。 1週間くらいはHappyな気分が続くであろう。

モンゴルで行った研究の発展の一つであるが、関連論文をすべて隅から隅まで徹底的に解読したところ、論文の報告者の誰も指摘していないあることがわかりました。このことを主題にした論文を何とかできるのではないかと、2カ月ほど前からいろいろ解析を進めている。また、この研究に新しい協力者があらわれ助けていただいている。この論文の草稿を書き始めています。急がなければなりません。Excellentとは言えないが、他の研究者の指針となる報告しておきたい内容と考えています。

おしゃべりー08Feb2019

  • 松嶋範男
  • 2019/02/08 (Fri) 19:50:17
道新各自各論欄に作家・藤原智美氏が“定年後の生き方”でおしゃべりの効用を記していた。1昨日札医大の今年度度最後の講義が終わってから、友人N氏と昼食を一緒にした。いつものように、昼食後喫茶店によりコーヒを2杯いただく。この間4時間、そのうち当方が3時間はおしゃべりをしたと思う。N氏は私のおしゃべりに慣れている。品のない話から高尚な話しまでいろいろ。時間が経つのを忘れ4時の特急すずらんに乗り遅れてしまう。それで4時57分の鈍行で帰宅。この日は心地よい疲れにより、早々に就寝。明日はN氏が幹事を務めている定例の麻雀会に、再度札幌に出かける。9人が集合し二卓になる。盛況である。夜は酒宴で再びおしゃべりするつもりである。最終列車で帰宅予定。

ある1日―01Feb2019

  • 松嶋範男
  • 2019/02/01 (Fri) 05:11:06
1月30日(水)は午前9時から札医大の非常勤講師がある。朝5時起床、登別駅6時の特急すずらん1号に乗車する。7時すぎ到着。札幌駅構内の喫茶店ドトールで、味も何もない色だけがコーヒーっぽいアメリカンを一杯。図書館で借りた数学者ソートイ著の“知の果ての旅”を20ページほど読み進める。8時ちょっと前に、地下歩道を歩いて札医大に向かう。9時から1時間半、「宇宙の誕生と進化」と「現生人類の誕生と進化」についてしゃべりまくる。私の目的は知的に驚かすことである。学生はただただびっくりしていることであろう。数名の学生だけが好奇の目を向けている。大学1年生ではついていけないと想像している。この世の中にはわからないことがあり、必死に勉強しないわかることがないということが現前とあることをはっきり自覚させたいのである。しかしながら、糠に釘であろう。

講義終了後、現役の時いつも助けてくれた元同僚の研究補助員の女性がいれてくれたコーヒーをいただく。先週、彼女らと一緒に新年会と称してお昼に寿司をごちそうした。竹ちゃん寿司といって老夫婦が続けている安くて美味いお店である。私もしばらくは寿司の味を忘れていた。15分くらい談笑して、狸小路のシアターキノに歩いていく。途中、絶品の塩ラーメンで腹ごしらえする。一杯500円。今日は連続して2本の映画を鑑賞するつもりだ。“ライ麦畑の反逆児―ひとりぼっちのサリンジャー(アメリカ映画)”と“家へ帰ろう(アルゼンチン映画)”である。“家へ帰ろう”は、感激してしまい涙がにじみでてしまった。終了後再び札幌駅まで歩く。おみやげに大福もちを購入し、午後4時2分の特急すずらんに乗車。帰宅。ところが、Bobから論文原稿にまだミスがある、修正せよとのこと。それをPPLの編集者に送る。その日は充実した1日であったが、疲れすぎて眠れなくなってしまう。それでも、心地よい気の張りが出る1日であったと思う。

いま2月1日午前5時すぎ。さらに、さらに昨夜編集者から総説原稿の引用文献にミスがあると指摘された。それを直したのであるが、突如めざめ、さらにミスがあることに気づいた。それを、いま直したところである。ミスが夢に現れたわけである。

総説のProofsとどくー28Jan2019

  • 松嶋範男
  • 2019/01/28 (Mon) 20:28:54
雑誌Protein and Peptide Lettersに投稿していたゲラ原稿がとどいた。図や本文の配置が編集で変更されてしまい、それらにより生じたミスの修正をお願いした。2009年26巻第1号の巻頭(1~22ぺージ)に掲載される。この総説はOpen Accessなのでだれでも無料で見ることが、また、そのpdfファイルもダウンロードできます。すでに、researchgate(https://www.researchgate.net/profile/Norio_Matsushima)にもこの総説は告知されている。総説を書く決心をしてから1年余りかかった。データ収集と解析に数カ月、総説の構想に数カ月、そして、本格的な執筆に数カ月。これで、以前、出版したLeucine Rich Repeats の著書と合わせて、一応、これまでのLeucine Rich Repeatsの研究を集大成したことになります。まだまだ、この研究は続きますが。

その反響かもしれない。“国際学会の組織委員-10Jan2019”に述べたように、シカゴでの国際会議の基調講演(Keynote Speaker)と組織委員を依頼されている。今日は、ドバイでの健康科学と患者の看護の役割に関する国際会議のPlenary Talkに参加し、初日に基調講演(Keynote Speaker)してくれないかとのメールを受けた。

現役ならば喜んででかけたい。退職の身では考えてしまう。話は変わりますが、事情のある中学生3年生を11月から週3回教えています。今回高校入試の実力テストで、3割弱からほぼ4割へ点数が上がりました。本人、お母さん、私と3人ともビックリ。本人の努力は勿論、私の教授法もよかったと自我自賛。

研究すること、論文を書くこと-24Jan2019

  • 松嶋範男
  • 2019/01/24 (Thu) 08:58:17
エンヘさんがモンゴルから訪ねてくれた。モンゴルにはない海岸と港への散歩をした。海と空が一致する風景は珍しく盛んにシャッターを切っていた。昼食にはニジマス料理を味わい、夜には我が家で、川西君が持参した幻の酒といわれるお酒一升とエンヘさんのお土産のウオッカ一本、口当たりがとてもよく、3人で飲み明かす。さすがに、次の日は二日酔いで午前中はベットに横たわる羽目となってしまった。

エンヘさんの学生がHELFIT解析した研究結果の修士論文を説明してくれた。しかしながら、この結果を正式な国際的な専門雑誌に投稿するには難しいであろう。これまで誰もしないアプローチの解析ではあるのですが、新しく一歩を踏み出す考え、仮説、提案、見方がないと論文として受理されることが難しいのです。研究の結果を一つ一つ徹底的に検討し、その意味をつかみ、そして研究の目的を改めて設定する必要があります。研究目的をできるだけ先鋭化し絞り切らなければなりません。キーワードは“先鋭化”です。論文の序論において、研究目的が明示される必要があります。これが一番重要です。このためには、論文に必要な知識が教科書的な理解では不足です。肌にしみ込むような深い理解が要求されると思います。そして、論理をこえてジャンプする勇気が必要です。論文を書くことのむずかしさはここにあります。

研究は「巨人の肩の上にのる」のですが、すなわち、“先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見すること”ですが、それぞれの研究はほんのわずかな一歩です。でも、この一歩が積み重なってなると科学的な知識は真理に近づいていきます。その小さな一歩が誰にもわかるように論文では提示しなければなりません。研究すること、論文を書くことの難しさに終わりはないでしょう。

ユルスナールの靴―14Jan2019

  • 松嶋範男
  • 2019/01/14 (Mon) 10:38:25
須賀敦子はヨーロッパを放浪の末イタリアに住み着いたイタリア文学者である。50歳を過ぎてから「ミラノ霧の風景」により突如読書会に衝撃を与えました。「コルシア書店の仲間たち」、「ヴェネツィアの宿」、「トリエステの坂道」、そして「ユルスナールの靴」と立て続けに心にしみる著作をあらわしました。どれを読んでも、私の人生と照らし合わせて胸をうつ情景や文章があらわれます。そのなかで、「ユルスナールの靴」の冒頭の文章、「きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ」はその一つである。
30数年前のアメリカ滞在中の思い出の一つ。マーケット街にでかけると靴屋の多いことが目に付いた。また、靴を買う時の靴の選び方の熱心さは印象深い光景であった。それ以来、私にあう靴を選ぶのは気合が入る。「きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ」は、己の生き方に託した言葉である。私の人生において、足に合った靴を履いているのであろうか。私は足に合った靴を履いた研究生活を送っていると信じている。これからもこの人生を、生涯を終えるまで続けよう。

スケソウダラを3匹もいただく-13Jan2019

  • 松嶋範男
  • 2019/01/13 (Sun) 19:15:21
今日は日曜日であるが、週4回のノルマを消化するため海外沿いの道を散歩していた。漁港の堤防で釣り上げた魚を処理している姿を見かけた。近づいていくと声を掛けられた。松嶋さんではないですか。ハイそうですと私。ニコニコしながらどちら様ですかと尋ねると、清吉の兄です。清吉君は中学の同級生です。たくさん釣れたからスケソウダラをもっていってください。3匹もいただいてしまいました。心が温かくなりました。姉に調理をしてもらうことになるが、おいしいおかずになるであろう。楽しみ。

国際学会の組織委員-10Jan2019

  • 松嶋範男
  • 2019/01/10 (Thu) 21:10:15
生命情報学と生物医学に関する国際会議がアメリカ・シカゴで9月末に開催される。その組織委員会からKeynote Speaker(基調講演)をしてくれないか。また、Organizing Committee Member(組織委員)にならないかと誘いを受けた。まもなく、総説Leucine Rich Repeat Proteins: Sequences, Mutations, Structures, and Diseases(ロイシンリッチリピート蛋白質:アミノ酸配列、突然変異、立体構造と病気)が雑誌Protein and Peptide Lettersに発表される。文献データベースPubMedにタイトルと概要だけが公表されているが、まだ、校正刷りができていない。おそらく、この研究が評価されたのであろう。率直にうれしい。